首の周りにかく汗は、普通の汗と違うかもしれません。
それは、ストレスなど精神的な原因による汗は、汗が出る汗腺が違うんです。
こうした汗は、精神的なストレスにより自律神経の交代がうまくいなかいときなどに、アポクリン汗腺から汗が出ます。
アポクリン汗腺から出た汗は、ミネラルを含むので細菌が分解し、嫌な臭いを出します。
また、汗のでる部位が、顔汗や脇汗、足の裏など一部の部分なのが特徴です。
こうした首汗は、どのように対策していくべきか解説します。
首の周りの汗対策
首の周りを直接冷やす
汗は高くなった体温を外に出すため一般的には体の体温調整として汗をかき、こうした温熱性発汗であれば、血管を直接冷やすことで早く汗を抑制。
・冷やしタオルやペットボトル、保冷剤で首回りの動脈など太い血管のある部分を冷やす
首の周りの汗は自律神経の乱れによる場合もあります。
こうした汗は、臭うことも多々ありますので、対処法をご紹介。
デオドラント
首の周りにかく汗の臭い対策ならば、デオドラントで対策ができます。
デオドラントは汗の嫌な臭いのもととなる細菌を抑え、臭いを軽減してくれます。
しかし、汗を抑制する作用まではありません。
制汗剤
制汗剤は、汗自体をかきにくくします。
制汗剤には、皮膚の表面に膜をつくって汗をかかないようにするものと。毛穴を狭める作用で汗の量を減らすタイプがあります。
首の周りとは言え、制汗剤で首の周りが赤くなると気になるもの。
そこで、顔用制汗剤サラフェプラスがオススメです。
まずは、制汗剤のタイプから学びましょう。
制汗剤の主なタイプ
スプレータイプ
直接、塗るタイプと違い、皮膚に接触しないので衛生的です。
その一方で、塗るタイプよりも効果がある期間が短い傾向にあります。
シートタイプ
顔ふきシートをイメージしてください。
持ち運びにも便利で、1枚1枚取り出すことが出来、とっても便利。
クリームタイプ
直接、制汗剤入りのクリームを脇の下や顔など汗をかく部位に塗ります。
効果が長続きするメリットがありますが、塗る際に手がベトツキます。
ロールオンタイプ
ヘッド部分にローラーがついており、回転しながら制汗剤を塗るタイプです。
楽に薄く塗ることが出来ます。
オススメの制汗剤
首の周りとはいえ、見える部分なので、制汗剤があわなくて赤くなるのは嫌なもの。
そこで、顔用制汗剤がオススメ。
デリケートなお顔に塗ることが出来るので、首の周りに塗るのも安心です。
オススメは日本で最初に顔汗専用制汗剤として発売されたサラフェプラス。
汗をかく汗腺の出口を狭め、汗の量を少なくするタイプの制汗剤。
皮膚を膜で覆うような制汗剤とは違うので、敏感肌の方でも使えるのが特徴です。
私も結婚式のスピーチなど、緊張すると顔から首にかけて汗をかくタイプなので、サラフェプラスにとても助けられました。
顔専用に開発された制汗剤だけあり、通常は朝塗れば夕方まで効果がありますが、スピーチ前など緊張する場面ではメイクの上から重ね塗りしています。
これで、涼しい顔で快適に過ごせますので、オススメですよ。
医者にかかる
自律神経の乱れの場合、抗コリン薬などの薬物で治療する方法もあります。
抗コリン薬は副作用の事例も報告されていますので、通販などで購入せず、病院で診てもらい、医師の指導で使用して下さい。
併用すると効果的な汗対策
制汗剤以外に併用するとよい汗対策をご紹介。
制汗のツボ押し
汗を抑えるツボが知られています。
ツボを押すと交感神経が刺激され、反射作用でツボを押した側の汗が出来にくい状態に。
これ半側発汗と言われる作用で、圧迫された反対側に汗をかきます。
顔汗を止めようとツボを押すと、足裏の汗の量が増えたりします。
こうした半側発汗作用を利用したツボ押しでは、「屋翳(おくえい)」や「大包穴(だいほうけつ)」等が湯名。
「屋翳(おくえい)」
乳首の上約5cmにある「屋翳(おくえい)」
とくに、京都の舞妓さんが舞子縛りをしているので、夏でも涼しげにいられるツボとして有名です。
「大包穴(だいほうけつ)」
脇の約18cm下にある「大包穴(だいほうけつ)」などが有名です。
ツボ押しの効果は個人差あり。
私の場合、汗が出てからはツボ押ししても即効性はないので、汗をかく前からツボ押しをしています。
手軽にできるツボ押しの部位は
陰げき(いんげき)
手首の小指側で、手首が曲がる地点から、約1.5cm下にあります。
合谷(ごうこく)
手の甲の親指と人差し指の骨とが交わる部分です。
時代劇の越後屋がもみ手をした際に、押していたツボとも言われています。
労宮(ろうきゅう)
手のひらの中央にあるツボで、押すと気持がよい部分です。
後谿(こけい)
手を握って、小指の下にしわで出たあたりです。
ツボは触ると気持がいい部分ですので、みなさん、お試しくださいね。